初めての育児や久しぶりの育児で、新生児の授乳について、どれくらいの量をあげればいいのか、また授乳時間はどのくらい開ければいいのか、わからないお母さんもいらっしゃると思います。
こちらでは、完全母乳(以下、完母)、完全ミルク(以下、完ミ)、母乳とミルクの混合(以下、混合)のケース別に、疑問にお答えしていきます。
まず、完母の場合は結論からいうと、時間や量に関わらず、赤ちゃんが欲しがるだけ、欲しがったときにあげていいとされています。母乳は消化しやすく、すぐお腹も空きますし、飲むのに体力を使うので、一回の授乳でたくさん飲めないのが特徴です。左右5分から10分の授乳を一時間から二時間おきに飲ませることが平均的です。20分以上の授乳は、赤ちゃんが遊び飲みをしている可能性がありますので、切り上げてしまって構いません。
次に完ミの場合です。完ミの場合は、母乳より消化に時間がかかるので二時間から三時間おきに、規定通りの量のミルクをあげましょう。赤ちゃんが欲しがったら、プラスしてもいいですが、ミルクはカロリーが高いので、体重が増えすぎる恐れがあります。ミルクの希釈を薄くして全体量を増やすなど工夫して、うまく体重コントロールしましょう。
最後に混合の場合ですが、一番悩むのはこのケースだと思います。基本は母乳で、授乳が終わっても赤ちゃんがまだ欲しがっており、母乳が必要量出ていない可能性があるときだけ混合にしたり、母体を休めるために夜間だけミルクにしたり、その事情はそれぞれだと思いますが、ミルクの授乳間隔は、三時間空けるようにしましょう。量は母乳の量と関係してくるので、一概には言えませんが、様子を見ながら少しずつあげることをおすすめします。一ヶ月健診で、身体測定があるので、体重の増え具合によって、ミルクをいくら増やすなどの指示があると思いますので、アドバイスに従いましょう。
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