新生児の下痢原因と改善方法

母乳やミルクしか飲んでいない新生児のうんちは黄色くてゆるいものが正常です。においも乳酸菌特有の甘酸っぱいにおいがしますし、一日に何回も出る赤ちゃんもいます。このように大人とは違うウンチ事情を持つ、赤ちゃんの下痢とはどういう状態でしょうか。

一日に10回以上出て、水のような便が出る状態が下痢です。原因として細菌に感染したことによるウイルス性の下痢の場合があります。この場合は下痢に加え、発熱が起こりますので、すぐに病院で受診してください。

また発熱もなく、機嫌もよい場合には乳糖不耐症があります。これは母乳やミルクに含まれる乳糖をうまく消化できない体質が原因で起こります。その場合、専用のミルクを飲む必要が出てきます。

 

ウイルス性や病気ではなく、ただ単に母乳の成分やミルクの銘柄があってないことも考えられます。新生児の消化器官は未熟であるため、ちょっとした変化で、消化不順になります。この場合にはお母さんの食べ物を見直してみたり、ミルクの銘柄を違うものに変えてみたりして、様子をみてください。

以上のように、下痢の原因は感染症か先天的な病気が原因で起こるものと母乳やミルクの質の変化で起こるものがあります。前者は医者にかかる必要があり、後者はお乳の質を改善することにより治すことができます。

また新生児の下痢で一番怖いことは、頻回な排泄によって起こる脱水です。脱水症状にならないように、授乳回数を増やすなどして、気をつけてあげてください。