お食い初めのメニュー・献立

お食い初めといえば、一番悩むのはメニューでしょう。赤ちゃんのお膳はもちろんのこと、ご自宅でお客様を呼んでお食事会を開かれる方は、何を作ればいいのか分からないですよね。そんな悩める方のために、お食い初めで人気のメニューをたっぷりご紹介します。

まず、主役である赤ちゃんの膳です。ママにとっては子どもに作る初めての料理になるのではないでしょうか。「これからたくさん美味しいものを作るからね」そんな思いを込めて、お祝い膳を作る方もいらっしゃると思います。

そんなお祝い膳には何を盛り付けるのでしょうか。基本的には一汁三菜(すまし汁、煮物、香の物、魚、白米もしくは赤飯)の献立です。

魚は真鯛を使うことが一般的ですが、スーパーでは小さい鯛は手に入らないため、見た目が鯛にそっくりなちだいや連子鯛をおすすめします。秋であれば旬のさんまなどもいですね。香の物は通常の漬物で結構です。煮物は具材をひとつひとつ別に煮る本格的な物でなくとも、筑前煮で構いません。すまし汁はあさりの潮汁や鯛の汁にされることがよくあります。その他、酢の物に紅白なますや海老を飾ると、紅白で彩りよくなります。ご飯類は白米、赤飯の他に、ちらし寿司や節分時期であれば、恵方巻きにしても運がよくなりそうですよね。秋には栗ご飯なんかも素敵です。

並べ方にも決まりがあります。正式な祝い膳の置き方を詳しくご説明しますと、左手前にご飯、右手前にはお吸い物、中央には歯固め石・梅干・タコの足など、左奥には煮物など温かいもの、右奥には香のもの・酢の物など冷たいものです。鯛と紅白餅は別皿になります。

最近では、漆器の祝い膳ではなく、離乳食プレートで飾るご家庭も増えています。プレート料理の場合は手前にご飯、奥におかず類を配置すればよいかと思います。お汁は別の椀に入れ、右手前に置くといいでしょう。

続いて大人たちの食事ですが、お祝い膳を手作りされる場合は、同じメニューで十分です。プラスアルファでケータリングや出前、仕出し、デリバリー、宅配寿司を利用して注文配達してもらったり、デパ地下でお惣菜や刺身を購入したりするのもいいですね。その分、フルーツいっぱいのケーキやアップルパイを焼いたり、和食以外の手軽な材料で、簡単に作れるレシピのパーティー料理を一品か二品作ったりして、おもてなし感を出しましょう。上手に手を抜いて、余裕をもってお出迎えしましょうね。