お食い初めの食器の選び形

お食い初めの食器といえば、漆器の食器です。漆器は男の子の場合は内外ともに赤色の漆器を、女の子に場合は外が黒で、内が赤の漆器を使います。しかし最近では、漆器は高価なため、レンタルセットを利用したり、離乳食用の食器で代用したりする家庭も多いです。

正式な祝い御膳の配置は、左手前に飯椀、右手前には汁椀、中央には歯固め石など、左奥には煮物椀、右奥には香のもの・酢の物など置く決まりがあります。プレートの食器の場合は、仕切りによって変わりますが、手前にご飯、奥におかずのワンプレートとしましょう。汁は椀で右側におきましょう。

お食い初め用の食器は、母方の祖父母が用意するものですが、最近では自分たちで用意したり、親戚がお食い初めのお祝いとしてプレゼントしたりする場合もあります。

プレゼント用の食器として、ルクルーゼのベビー食器セットやひのきの器やお皿のセットなどが人気です。漆器より、実用的なものが好まれています。うつわ以外にも、ティファニーの銀のスプーンもおしゃれで実用的なプレゼントです。銀のスプーンの贈り物はヨーロッパで古く伝わる伝統で「銀のスプーンをくわえて産まれてきた赤ちゃんは幸せになれる」という言い伝えがあります。

お祝いで食器を頂いた場合は、お食い初めの席でぜひ利用してください。銀のスプーンを頂いた場合は、祝い箸と一緒に配置し、ご飯を口に運ぶときなどに使ってもいいですね。