マタニティに人気の運動のひとつであるヨガとピラティスですが、そのゆっくりとした無理のない動きと、自宅でも行えるところが人気の秘訣です。
いつから行っていいのかというと、どちらも安定期に入ってから可能ですが、医師の診断のもと、行うようにしましょう。
ヨガとピラティスは同じもののように考えられていますが、実際は似て否なるもの。その違いからご説明していきましょう。まず、ヨガは呼吸とそれに合わせて体を動かすことで、筋肉を強化する方法。もともとは仏教やヒンズー教に基づいた修行法でした。そのヨガを妊婦用に改良した動きがマタニティヨガです。
それに対し、ピラティスは、正しい骨格を意識して、体幹の筋肉を整える方法。もともとはリハビリ用に考案されたもので、そのためピラティスの効果には即効性があります。これを妊婦用に改良した動きがマタニティピラティスです。
同じように即効性がある運動にマタニティビクスがありますが、こちらはピラティスより負荷のかかる運動というイメージです。このようにそれぞれの特性があるので、ご自分にあったものを選択しましょう。
マタニティヨガはたくさん教室もあり、暖かい部屋で行うホットヨガや産婦人科でレッスンを取り入れているところもあります。レッスン費用は2000円前後が相場ですが、お試しでは格安で受けられるところもあります。
ヨガマットは教室でレンタルできるところが多いですが、ヨガウェアやヨガパンツの服装は自前で準備することになります。それらは無理に購入しなくても部屋着やお持ちのスポーツウェアで代用される方も多くいらっしゃいます。
教室に通えば、レッスンが受けられるだけでなく、同じくらいの妊婦友達ができることもしばしばです。また出産後は子連れヨガクラスもあったりして、ママ友になれる確率も高いですよ。また教室に通わなくてもDVDを購入すれば、自宅でできます。
マタニティおすすめのヨガポーズは腰痛解消の猫のポーズです。これは逆子を治す効果もありますので、ぜひトライしてみたいポーズですね。
マタニティ時期に運動を行うと、体重の増加の抑制や、マイナートラブルの解消、分娩時に必要な体力をつけることなどができ、メリットがたくさんありますので、ヨガやピラティスなど無理のない範囲で行いましょう。