マタニティ期に気になることのひとつに食事があげられますね。お母さんの口から入ったものが、赤ちゃんの成長に影響するわけですし、神経質になってしまう気持ちも分かります。何を食べればいいか分からないと悩む妊婦さんも多いでしょう。そんな悩みを解決するために、マタニティ期の食事について抑えておくべきポイントをご紹介します。
まず、はじめに知っておいてほしいのは、一番大切なことは「バランスよく食べること」です。バランスといってもビタミンがいくらで、カルシウムがいくらでといった細かい話ではありません。野菜ばかりであるとか、卵ばかりであるとか、そういった極端に偏った食事をしなければいいのです。つまり、ご飯におかずといったごく普通の食事をすれば問題ありません。
その上で知っておいてほしい事は、生ハムやナチュラルチーズと切り身の魚(マグロやカジキなど)に気をつけることです。生ハムやナチュラルチーズには食中毒を起こす菌があり、妊婦さんは感染しやすく、赤ちゃんへの影響が懸念されます。切り身の魚は大きい魚であり、食物連鎖で水銀を多く取り入れている可能性があります。しかし、この水銀の量は普段食べている程度では影響はありませんのでご安心ください。これらも前述のとおり、極端に食べ過ぎることはよくないということです。
またマタニティの食事で日常的に取る習慣があり、気になることがカフェインです。カフェインは早産や流産、低出生体重児の原因になると考えられています。でも、マタニティだって紅茶やコーヒーを飲みたい!そんな方にはノンカフェインの飲み物をおすすめします。赤ちゃん用品店や薬局で購入することもできますし、ノンカフェインのコーヒーやミルクティーもレストランのメニューにあるところも増えてきました。お友達とランチの際にはそういった妊婦に優しいお店を選択することも重要です。またハーブティーやルイボスティーはノンカフェインで、さらにリラックス効果やむくみ解消、ビタミンが豊富など女性に嬉しい効果が期待できるものもあります。今まで飲んだことがない方も、この機会にトライしてみてはいかがでしょうか。
マタニティに食事で積極的にとってほしい栄養素に鉄分と葉酸があります。この二つは意識していないと不足がちになる栄養素です。鉄分は赤血球を作るために、葉酸は赤ちゃんの神経系を作るために役立ち、苺や枝豆、ほうれん草に豊富に含まれています。鉄分と葉酸がとれるレシピは苺を添えたヨーグルトや枝豆のポタージュ、ほうれん草とレバーの炒め物などです。また普段飲んでいる水を硬水に変えることもおすすめです。硬水は鉄分が豊富で、その他ミネラル類も含まれていて、食事で補いづらい栄養素もカバーすることが出来ます。
以上マタニティ時期の食事についてのポイントをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。しっかり食べて、元気な赤ちゃんを産んでくださいね。