運動会の意味とは?行う目的

運動会は日本における、学校行事を代表するものの一つです。そのルーツをたどると、起源はヨーロッパだと言われています。

日本で最初に行われたのは、歴史を遡ること明治時代。海軍兵学校で開かれた競闘遊戯会が由来となり、その後北海道の小中学校からはじまり、全国へ広がったことが定説です。

それから組体操やリレー、ダンスなどプログラムにそった内容で進める独自の行事へと変わっていきました。

昔のプログラムは当時の自由民権運動などの政治を色濃く反映していました。騎馬戦もそのころにできた種目です。こんなトリビアが他にもたくさんあります。

もともとは集団訓練の目的で導入された運動会でしたが、昭和時代には軍隊的な入場行進が批判されたり、優劣をつけないようにする意味で、順位を無しにしたりした時期もありました。現在、小学校などでは、普段の体育授業の成果発表を目的とする意義で行うところが多くあります。

そんな運動会といえばスローガンですよね。類語は合言葉や指針。つまり、この場合は「みんなで力を合わせて目指す形」であるといえます。合言葉を設定することにより、やる気を高めるねらいがあります。これには映画や漫画、物語などの名言や単語が参考にされたりします。

このように日本独自の発達を遂げてきた運動会ですが、これからもスローガンを掲げて元気いっぱいに実施して、子供の健全な発育を家族全員で応援する機会を失わないようにしていきたいものです。