運動会は生徒と先生のみの普段の授業とは違い、保護者の観覧が許された貴重な学校行事です。観覧が許された行事に参観日がありますが、それとも違う点は母親・父親のみならず、実親・義理親や兄や姉にあたる長男・長女や弟や妹にあたる次男・次女など選手である児童などの、お父さん・お母さん以外の家族全員、親戚、友達などが観戦できるという特徴があります。
しかし誰でも見学OKとはいうものの実際にはどの間柄まで許されるのでしょうか。
最近では少女を狙った悪質な犯罪なども多く、そういった事件を防ぐためのセキュリティー強化から学校関係者・選手の関係者以外は立ち入り禁止になるところもあります。そうった小学校や幼稚園・保育園では父・母・両家の祖父母・生徒や園児の兄弟にあたる子どもたちなど制限を設け、運動会に立ち入るときに先生方がカードなどを渡し、入場者管理をしています。
また、園庭の狭い幼稚園や保育園では、広さの問題から入場制限しているところもあります。例えばママ・パパ・義理両親にあたる祖父母または実両親にあたる祖父母などに限るなどの注意事項があり、義両親または両親の祖父母の片方や叔父、叔母、園に通っていない友達などは見ることができない場合もあります。孫や甥っこ、姪っこ、お友達の頑張る姿を見たくても見られないというのは悲しいですね。
また生まれて間もない赤ちゃんは外で埃っぽい運動場に長時間いることは発育上よくないので、常識的に考えて参加するのはやめておきましょう。夫と協力して交代で赤ちゃんの面倒をみるか義実家の義母に赤ちゃんをお願いするかして、息子や娘の運動会で頑張る姿を少しでも長く応援できるようにしましょう。その場合、運動会に参加する子供には「お兄ちゃん(お姉ちゃん)になったから、ママとパパ(またはおばあちゃん)が応援できる時間はちょっと少なくなってしまう。ごめんね。」というようにあらかじめ伝えておきましょう。
義父母・実父母が高齢者だった場合も運動場での車椅子での移動は困難だったり、バリアフリーの設備が十分でなかったり、スペースが十分に確保できなかったりという理由で参加が物理的に難しくなるケースも多々あります。行かれる際は事前の確認が必要です。
大人の事情で子供の応援者が減ってしまうのは本当に申し訳ないことですが、小学校・幼稚園・保育園の主催側の意思を尊重することや、他の観覧者もいる場所なのでマナーも考えることは大切なことです。決まりを守ったうえで、我が子を思い切り応援してあげたいですね。