豆まきの作法について
節分になぜ豆をまくのかといいますとそれは魔を滅するというのが由来です。立春の前日に豆まきをすることで新しく始まる1年の厄払いをするのです。今はスーパーで売っている福豆をそのまま使うことが一般的ですね。地域によっては殻付きの落花生など使われる豆の種類に違いがあります。
現在ではお父さんが鬼役をしてお母さんや子供たちが豆をまくという家庭がほとんどです。しかし元々豆まきをするのは一家の主人の役目ですから、本来のルールで言えばお父さんが豆をまく側にあるべきなのです。この他にも年男や年女、厄年の人が皆の健康を願い豆をまくこともあります。
まめまきという童謡では豆を撒いて鬼を追い出し、最後は福の神を招き入れる様子が歌われています。豆まきは家の奥から玄関まで鬼を追いやるように順番に進んでいきます。最後は玄関から外に向かって豆をまき、戸を閉めた後は内側に向かってもう一度豆をまき終わります。
豆まきの後は?
豆まきが終わったら豆を食べます。食べる豆の数は歳の数だけ、歳の数よりひとつ分多く食べるなど地域によって違いがあります。まいた福豆や残りは捨てずにきちんと拾って食べるのがならわしですから事前にきちんと掃除をしておきましょう。外にまいた豆については食べられるようにござを敷くなどして工夫する方もいますし、子袋のまま撒いてあとで回収する方もいます。
節分の日には恵方巻きだけでなく豆を使った料理を食べるのも文化です。残った豆は炊き込みご飯の材料などにしてみてはいかがでしょうか?インターネットで人気のレシピのひとつに手作り五色豆があります。砂糖とお水を煮詰め大豆やピーナッツを入れてかき混ぜ、最後に抹茶やきなこなどをまぶすだけと、作り方はとても簡単ですから是非試してみてください。