節分の作法・ルール(地域での違い)

節分の作法知っていますか?

節分とは実は1年の締めくくりの日になります。現在は豆まきをして恵方巻きを食べる日という季節行事というイメージが強いですが、本来は厄除けをして新年に備える日となっています。

ですから節分には家の中をしっかり掃除してその場を清めておかなくてはいけません。地域によっては柊の小枝に鰯の頭を刺した焼嗅(やいかがし)という魔除けを飾り付けますよ。

正しい豆まきのルール

本来豆まきは家長もしくは年男や年女、そして厄年の人が豆を撒く側になります。しかし一般の家庭ではお父さんやおじいちゃんなどが鬼の役になり豆をぶつけられる…ということが多いですね。豆をまくときは家の奥から玄関に向かって鬼を追いやるように撒いていきます。

最近ではスーパーですでに炒られた福豆が売っていますが、自分で大豆を用意するときは生のままではなくしっかり炒ったものを使ってください。また撒いた豆は拾って食べるのが正しいならわしとなっていますよ。

恵方巻きの食べ方

節分の太巻き寿司は恵方を向き、食べはじめから食べ終わりまで一言もしゃべらずに食べるのが作法です。この恵方巻き文化については元々大阪を中心とした近畿地方限定の風習でした。コンビニのセブンイレブンが全国発売を期に恵方巻きというキーワードを使ったことで節分には恵方巻きがトレンドとなりました。

太巻き寿司だけでなく手巻き寿司などでも大丈夫ですよ。住んでいる場所によって作法には違いがあるので、その家庭にあったやり方でかまいません。節分は家族の無病息災を願う日ということを忘れずに自分なりの節分を楽しんでみましょう。