節分の恵方巻き(太巻き・手巻き寿司)

節分の恵方巻きとは?

恵方巻きとは元々、大阪を中心とする近畿地方で行われていた節分に太巻きを食べる習慣や太巻き寿司のことを言います。本来丸かぶり寿司と呼ばれていましたが、コンビニのセブンイレブンが全国発売を期に、恵方巻きという商品名をつけたことから節分には恵方巻きという風習が全国に広まりました。

太巻きは七福神にちなんで7種類もの食材が使われており、商売繁盛や無病息災などを願い、ぎゅっと福を巻き込むとされています。この他にも鬼の金棒に見立てた説やきゅうりやニンジンなどの具をそれぞれ鬼に見立て鬼退治をするという説などが由来となっています。

節分の日の食事とは?

節分の日の夜は恵方巻きを家族で食べるのが現在の風習です。この他にも地方によってイワシやこんにゃく料理、豆やピーナッツを使った料理を食べて家族の健康を願います。家庭によっては太巻き寿司ではなく手巻き寿司で節分を過ごすこともありますね。

恵方巻を食べるルールとは?

恵方巻きを食べるときはみんな揃って同じ向きを向いて最後まで黙って食べきるのがならわし。この向く方向を恵方と言い、歳徳神という神様がいるその年の最も良いとされる方角になっています。黙々と最後まで願い事を込めて食べるのは、しゃべると運が逃げてしまうからと言われているためです。

この他にも恵方を向いて日本酒を飲む恵方呑みなどがあります。四季の節目に福を願う節分。家族や友人、同僚や先輩など身の回りの人たちの福を願い、少しこだわった恵方巻きや日本酒を楽しむのもいいですね。