初詣と宗教の関わりとは?

初詣と宗教の関わりとは?

ある海外サイトではどうして日本人は無宗教なのに初詣に行くのか?ということが話題になりました。そして日本でもその話題が取り上げられ、コミュニティサイトでどうして自分は初詣に行くのか、宗教は関係があるのかという意見が取り交わされました。確かに日本人の場合自分の信じる宗教はこれだとはっきり答えられる人は外国人に比べると少ないです。しかし初詣にはほとんどの人が足を運ぶと答えています。初詣と宗教の関わりはあるのでしょうか?とても不思議ですね。

日本の宗教について

日本では神道、仏教、キリスト教をはじめいろいろな宗教が信仰されています。初詣には神社もしくはお寺に行くことがほとんどですよね。元々神社は神道の祭祀や儀式を行う施設です。寺院についても仏教における祭りごとを行う施設です。本来このような場所に足を運ぶということはそれらの宗教を信仰していると考えるのが自然です。

しかし神社やお寺に初詣に行く方がすべて神道や仏教を宗教としているわけではありません。クリスマスを祝うカップルも年始になれば初詣に出かけることが多いでしょう。もちろん一部の宗教の方は神社の鳥居をくぐらないと決めている方もいます。そのような方はそれぞれ自分の信仰する宗教に沿った新年の祈祷を行っています。困ったときの神頼みという言葉があるように、日本人は何らかの形で神様仏様を頼っています。ですから初詣では特に宗教を信仰していなくても今年一年を健やかに過ごせるようにとお願いするのです。