初詣は神社とお寺どっち?
日本のお正月の風物詩といえば初詣でしょう。今年はどこに初詣に行こうかなと毎年計画する方もいれば、子供のころから必ずこの場所へ行くと決めている方もいます。まず神社とお寺の違いについて考えてみましょう。神社とは神道、いわゆる自然界に存在する神様に対し祭祀を行う施設です。神社には鳥居がありますが神様の像といった物はありません。一方お寺とは仏教、いわゆる仏様の教えを説くそして祭祀を行う施設です。鳥居は無く仏像があることが一般的です。初詣の場所選びではどちらがいいのか、どちらにも行っていいものなのか悩むことがありますが、特に宗教にこだわりが無ければどこに行くべきというものは無く、どちらを参拝してもまた何度行っても構いません。
初詣といえば?古くからの名所
昔から参拝者数が最も多いのが東京都渋谷区の明治神宮で、人出は例年全国1位となっています。パワースポットとしても有名な明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后を祀る神社です。皇室の弥栄、国の繁栄、世界平和を祈祷しています。寺院では千葉県成田市の成田山新勝寺が名所として有名です。不動明王を本尊とし家内安全や交通安全を祈る護摩祈祷を目的に初詣の場所として選ばれることが多いです。中部では愛知県名古屋市の熱田神宮、関西では大阪府大阪市の住吉大社、九州では福岡県太宰府市の太宰府天満宮などが毎年200万人からそれ以上の参拝客が訪れています。
初詣の場所は絶対にこの場所でないといけないという決まりはありません。自分の家から一番近い神社やお寺に足を運ぶのもいいでしょう。もちろん全国各地で初詣の場所としておすすめされている人気スポットは、やはりこれまでの歴史の中で深い信仰を集めている特別な場所となっているからこそお参りする方が多くなっています。場所によって大晦日から元旦当日、2日から3日くらいまでは想像以上に混雑していますから、公共交通機関や駐車場について事前に調べておくと安心ですよ。