お宮参りのマナー・注意点

はじめてのお宮参りは色々と分からないことや不安なこともあると思います。ここではお宮参りに関する注意点や押さえておくべきポイントをご紹介したいと思います。

神社が遠い、祈祷をするために長時間かかる等の事情ある場合、 気になるのが赤ちゃんの授乳。 残念ながら、神社には授乳室がないことがほとんどです。したがって、母乳の方は神社につくまでに授乳をすませておいたほうがよいでしょう。最近ではデパートやショッピングモールなどに授乳室は備え付けられていますので、近くにあればそちらを利用されることをおすすめします。また新幹線で移動する場合は授乳室が備え付けられていますので、電車移動中に授乳が出来ます。車の場合は危険の少ないタイミングを見計らって授乳するとよいと思います。ミルクの方は調乳セットを持っておき、祈祷の前にあげておくといいと思います。

あと気になるのがお宮参りでのマナーです。お宮参りは参拝だけでも十分ですが、正しい参拝作法は玉串という榊に飾りをつけたものを神様への捧げものとして祭壇に奉納します。これを玉串奉奠(たまぐしほうてん)と言います。祝詞をあげていただいたら、玉串料として熨斗袋にお金を入れて渡すことが作法です。この場合、新札でなくても構いません。いくら包むかは神社によって決められているところもあるので、その場合はルールに従って用意してください。祈祷のあとは手土産を渡されますので、それをいただいて終了となります。

最後に予期せぬ出来事が赤ちゃんの誕生前後に起こり、喪中となってしまう場合はどうしたらよいのでしょうか。あまり知られてはいませんが、喪中であってもお宮参りを行うことは禁止されていません。49日法要が終わり、忌中を過ぎればお寺でお宮参り(正式には初参り)をすることが可能です。神社でも可能なところがあるようですが、地域によってその考え方に違いがあるので、お寺ですませるほうが安心です。