卒業式での第二ボタンの意味や由来

卒業式ではどうして第二ボタンを貰うの?

卒業式が終わった後に女の子が男の子の元へ駆け寄り、制服のボタンを貰うというほほえましい光景は今でも続いています。どうして制服の第2ボタンを貰うようになったのでしょうか?何か意味があるのか気になりますよね。

この由来は紺碧の空遠くという映画からきているとされています。昭和35年に公開された戦争をテーマとした映画で、主人公は出撃が決まった際、好きだった女子に軍服の第二ボタンを送りました。神風特攻隊として戦場に向かうと無事に戻ってくることはできないだろうと苦しい気持ちを抱えながら、少しでも自分の証を好きな人に残しておきたい…。このシーンはとても感動的なものでした。これがきっかけで卒業式に好きな女子に自分のボタンを送る…という行動が広まったのです。

今は送るよりも貰う?

現在では男子から女子に第ニボタンを贈るというよりも、女の子のほうからボタンが欲しいと声をかけることが多いのではないでしょうか。最近ではいわゆる学ランではなくブレザーの学校も増えました。その場合はネクタイや名札などを渡すことが多いです。

卒業式は告白のチャンス!

卒業前に思いを届けたいと思う方はかなり多いです。卒業後は今までのように顔を会わせる機会は減ってしまいます。もし失敗してしまったとしても会わないなら割り切れそうと卒業式当日に勇気を振り絞る女の子や男の子は多いです。

ある程度仲が良い異性ならば寂しい気持ちがプラスされて、うまく恋が実りやすいという声もあります。卒業式というイベントは心に残るものですから、そのチャンスを生かせば自分の思いを相手の心にしっかりととどめることができそうですね!