成人式にふさわしい服装・NGな服装

成人式にはどのような服装でいくか悩む方も多いと思います。そこで、こちらでは成人式にふさわしい服装を、ふさわしくない服装の例も含めてご紹介していきます。

まず男性の服装からご紹介しましょう。男性は和服より洋服が断然人気です。

そのため、男性の袴は目立ちます。袴を着て行かれる方は、男性用袴のレンタルがありますので、ぜひご利用ください。色も豊富ですが、無難な黒や抑え目な色がビシっと決まります。ピンクや金を選ぶとやんちゃ感が出てしまうので、成人式では控えた方がよさそうです。足元は草履です。下駄はフォーマルな場にはふさわしくありません。

男性の9割以上がスーツですが、どういったメンズスーツが人気でしょうか。学生の方は大学入学時に購入したスーツでも構いませんし、就活で使う予定のリクルートスーツやビジネススーツを新調すると今後も使えて便利です。スーツの色は黒や紺が使い勝手がよいと人気となっています。

人よりワンランク上のおしゃれをしたい方は、一般的なジャケットとパンツのスーツにベストがセットになった3ピースのスーツはいかがでしょうか。また礼服のタキシードもかっこいいです。ダンサーの方はダンス時に着るズートスーツも個性的でいいかもしれせんね。目立つから軍服で参加するという若者もいますが、個性的すぎるのもいかがなものかと思います。

スーツの着こなし方で大切なのは小物使いですよね。例えば、黒のリクルートスーツでもベルトと靴の色を茶色にしてポイントにするだけで、垢抜けます。靴はメンズのビジネスシューズやローファーが一般的です。

特に印象を左右するのはネクタイです。ネクタイの色はスーツに合わせて選びましょう。例を挙げると、グレースーツにはピンクのネクタイが合い、爽やかで優しい印象になります。蝶ネクタイは個性的なおしゃれさん向きです。ループタイでも結構です。

ネクタイと色を合わせてポケットチーフをしていくとオシャレ度は上がります。ノーネクタイでもいいですが、ネクタイはコーディネートのポイントにもなるので、かっこよく締めていきましょう。

ワイシャツは清潔感がある白が一番人気ですが、黒スーツには黒シャツやピンクシャツ、グレーシャツなど色付きのワイシャツを合わせると大人っぽくなります。

成人式は寒い時期に行われるのでコートが必要です。チェスターコートやトレンチコート、ピーコートがトレンドです。毛皮のコートは会場で浮いてしまうので、違った意味で目立ちそうです。

アクセサリーはカフスやネクタイピン、時計のみにしましょう。男性のピアスは軽い印象になります。あとは寒ければ手袋です。帽子はトータルコーディネートで合っていればよいですが、式中は脱ぐようにしてください。バッグも男性の場合は、持たない方が一般的です。髭も大人の印象ですが、出来れば剃って行かれた方が無難でしょう。

続いて女性の服装です。女性は男性とは逆でほとんどが着物です。振袖を着て親に晴れ姿を見せられる絶好の機会です。振袖は未婚の衣装なので、既婚者は留袖を着られる方もいますが、既婚であっても成人式には振袖を着る方もいらっしゃいます。振袖姿の女性が多く集まる成人式はやはり華やかで、見ている方も気持ちが華やぎますよね。

振袖の色は赤やピンク、黄色など明るい色が人気です。最近は深みのある緑やクールな青、大人っぽい紫も好まれています。大抵柄入りですが、豪華な帯をつける場合には、あえて無地の振袖にする方もいらっしゃいます。

成人式定番のショールや羽の襟巻きも白が人気ですが、着物に合わせてグレーやその他の色を選び、他の方と差をつける方もいます。

振り袖は購入する方とレンタルされる方がいらっしゃいます。レンタルの振袖は人気のものは予約がすぐに埋まってしまいます。成人式よりずいぶん前にレンタル時期はスタートしますので、早めのご予約をおすすめします。

そのとき着付けとヘアメイクの予約も忘れずにしておきましょう。作り帯があればご自分でも着付けは可能ですが、プロにしてもらった方が帯結びもしっかりしますし、着くずれの不安も無くなりますし、当日のお支度の時間も短縮できますので、おすすめです。

着付けを頼む際には、忘れ物がないようにしましょう。特に足袋など細かい小物が忘れがちになりますので注意です。ヘアセットでティアラや大きなリボンを頭に飾る方がいますが、子供っぽいので控えた方がよさそうです。

レンタルの費用は草履や帯、バッグなど小物を合わせて15万から25万円が相場です。購入する場合は振袖だけで30万から100万円ですので、成人式のみの使用だったらレンタルのほうがお得です。

振袖の他には洋装でスーツの方もいますが、スーツの女性は全体の約一割程度です。振袖より手軽で動きやすいのがメリットです。スーツの場合アクセサリーで華やかにコーディネートしましょう。イヤリングやピアス、指輪、パールのネックレス、腕時計でドレッシーにしましょう。

その他は袴にブーツでレトロに決めている方や女性や母国の晴れ着なのかチマチョゴリを着ている方も実際にいらっしゃいますが、会場で浮いてしまっているのも事実です。

成人式の後に同窓会や二次会がある場合があります。二次会の服装は男性の場合、そのままスーツで行くことも可能ですが、女性の場合、着物の方は着替えていくことが無難です。

同窓会での女性の服装はカジュアルな場所であればワンピース、オールインワンのパンツドレス、フォーマルな場所であればドレス(パーティードレス、ロングドレス)で行きましょう。ドレスコードが分からす、どちらか悩んだ場合は、きちんと感のあるワンピースであれば、どちらでも対応できます。

無理に冬の素材のドレスでなくても、会場内は暖かいので、夏の素材のドレスにファーのボレロを羽織る程度で構いません。外ではその上にロングコートで寒さ対策しましょう。

保護者の服装ですが、保護者は主役ではありませんので、派手でない衣装にしましょう。私服でも構いませんが、式典に参加する場合、母親はスーツ、父親はブレザーにスラックスのような節度のある格好がよいでしょう。

成人式の服装は、一生のうちで、またとない晴れ着姿です。素敵な衣装で当日を過ごしてくださいね。