「ハーフバースデー」という言葉を聞いたことがありますか？ハーフバースデーとは生後6ヶ月を祝うイベントで、もとはアメリカで誕生日が祝日に被ってお祝いができない赤ちゃんの為に行っていた習慣でした。しかし、最近日本でも赤ちゃんの成長と子育てのねぎらいの為に、取り入れる家庭が増えてきています。
ハーフバースデーとは何をするかというと、基本的には誕生日の祝い方と一緒です。お料理やケーキを用意して、皆で食卓を囲んで楽しみます。お部屋もガーランドやバナーで可愛く飾り付けをしてパーティー気分を盛り上げます。一歳の誕生日と比べ規模は小さく済ます家庭が多く、同居でない限り、おじいちゃんやおばあちゃんを呼んで盛大にということは少ない傾向です。
ハーフバースデー限定のイベントを行う家庭もあります。アイデアの例を挙げると、離乳食開始をこの日に設定し、記念に残る離乳食スタートにしたり、生後六ヵ月はちょうど今までグーをしていた手が開く頃なので、成長の記念として手形をとったりしたり、通常の誕生日ケーキではなく「ハーフ」を意識して、ホールケーキを半分にしたケーキを用意したりします。特に手形はただ単に手形をとるだけでなく、手形アートにしたり、パパ・ママ・子どもの手形を色違いで重ねたりして、おしゃれに楽しむ方が多くなっています。
生後一ヶ月でお宮参り、生後三ヵ月でお食い初め・百日祝いがあるのに、その後は一歳の誕生日まで大きなイベントはありません。ハーフバースデーとは、そんな日々の忙しさに追われ、何気なく過ぎ去ってしまう日に立ち止まらせてくれるイベントです。子育ての期間を大切にするためにも、成長を振り返り、改めて感謝できる日を設けるのはいいことですね。