入学式で注意したい母親のコーディネート
冠婚葬祭で活躍してくれるブラックフォーマル（喪服）ですが、お祝いの式典に全身真っ黒なスタイルで参加してしまうのはお葬式を連想させてしまうのでNG。せっかくのおめでたい式典なのですから、明るい印象を与える装いを選びましょう。黒の礼服を着るときは明るさをプラスする小物を追加してください。
ギャルスーツは若いママに選ばれやすいスタイルですが、身体にぴったりとしたデザインやミニスカート、デコルテの大きく開いたジャケットなどは式典にふさわしいとはいえません。インナーが透けてしまうブラウス、サテンやベロア・ベルベットなど輝く素材、胸や腰を強調する極端なヘプラムなどセクシーなイメージを与えるファッションは入学式のドレスコードに反しています。
おすすめは着まわしできるタイプ
フォーマルスーツやセレモニースーツはみんなが着ているし…と敬遠してしまう方もいます。しかし入学式のような式典で保護者が目立つ必要はありません。張り切って個性的なものを選ぶよりも、使いやすいもののほうがやはり便利です。
色については紺色（ネイビー）やピンク、グレー、ベージュが使いやすいです。白については汚れやすい、かえって目立つという意見が多くなっています。
4月はまだ冷える季節でもありますから素材はウールやツイードが無難です。会場が寒いことも想定してコートとは別にカーディガンやストール、ボレロなどを用意しておくと安心ですね。
母親の衣装によって与える印象が変わります
入学式は保護者同士も始めて顔を合わせる場となります。身につけている洋服で第一印象は大きく左右されます。パンツスーツはしっかりした印象、ワンピースやツーピースのスカートは可愛らしい印象、ノーカラージャケットは女性らしい柔らかな印象、七分袖は活動的な印象、ボーダーやドットなどの柄物は大きいと幼い印象になります。普段派手だと感じる方は少しナチュラル系にまとめるほうが印象が良くなりますよ。
予算を抑えたいときは手持ちのリクルートスーツ（就活スーツ）でもかまいませんが、入学式の装いは必ず写真に残るので後悔しないようにしたいですね。どうしても迷ってしまうときはアンサンブルやセットアップのレンタルを活用してもいいでしょう。